風のおとずれ -三代澤本寿 と その時間-
- 2025.5/2(金)〜5/11(日)
- 旧小林医院
【展覧会概要】
型絵染めを中心に強製紙を使った独自の技法で多彩な作品を生み出し、松本における民藝運動のはじまり とその普及に尽力したことでも知られる松本出身の染色工芸家・三代澤本寿の作品を用いた展覧会「風の おとずれ〜三代澤本寿とその時間〜」を開催します。 本展では、三代澤本寿の作品を戦前から地域の診療所であった木造建築に配置し、一点の作品が空間とど のように関係し得るかを考察します。また、三代澤の蒐集品や装幀本といった作家のまなざしや多岐にわ たる仕事の片鱗に触れる資料展示に加え、作品を題材にした音楽と言葉のイベントを行います。三代澤本 寿の作品世界が空間と響き合い、視覚を超えて広がる時間を、ぜひ会場でご体感ください。
三代澤 本寿
1909年~2002年。信州松本生まれの染色工芸家。静岡で芹沢銈介や柳宗悦と出会い、民藝に開眼。『工 藝』の表紙制作などに携わる。戦後は帰郷し、民藝協会長野県支部の設立に貢献する。県内の手仕事を調 査し、講習会を開催するなど民藝の普及に尽力した。晩年は世界各地を巡り、美を探求した。草木染料と 強製紙を用いた型絵染めで、屏風やのれんなどを制作し、生涯を通じて民藝思想を体現しながら、独自の 作品世界を築いた。
【イベント詳細】
①2025年5月3日(土) 15時開演 (14時半より受付開始) 「図と譜~三代澤本寿作品を聴く」
松本市在住の作曲家・渡辺裕紀子が特定の三代澤本寿作品を元に作曲した楽曲と音を聴く。ジャズ/即興 演奏を中心としたギタリストの柳沢耕吉とコントラバスの中川文太による演奏。 出演:渡辺裕紀子、柳沢耕吉、中川文太
料金:2500円
②2025年5月10日(土) 15時開演(14時半より受付開始) 「図と話~三代澤本寿作品と話す」
本企画の展示構成を行った松本在住の詩人・池田昇太郎が企画について語り、作家の著述を引用しなが ら、ツアー形式で上演するパフォーマンス。同じく松本在住の戯曲作家・演出家の藤原佳奈が演出をつと める。 出演:池田昇太郎 演出:藤原佳奈
料金:2000円
開催期間 | 2025.5/2(金)〜5/11(日) |
---|---|
開催時間 | 12:00~18:00 |
休館日 | 水・木曜日 |
会場 | 旧小林医院 |
お問い合わせ | まつもと市民アーツコレクティブ TEL:080-2538-4134 E-Mail:info.matsumotocac@gmail.com |
料金 | 展覧会……自由料金 イベント①「図と譜~三代澤本寿作品を聴く」……2500円 イベント②「図と話~三代澤本寿作品と話す」……2000円 |
---|
会場 | 旧小林医院 |
---|---|
住所 | 長野県松本市岡田下岡田454 |